アトリエ

母屋とは違う雰囲気にしたくて
壁に板を貼り棚や押入大の収納を作り
すべて白くペイントしました。
(左写真の奥)

家具もオールドパインと白くペイントしたもので揃えました。(左写真の左側)

アンティークキルトを飾った扉は
扉の裏にも収納できるようにして
大きな収納スペースの奥行きが
深くなりすぎないように
使いやすさを考えました。

扉の上部が階段のようになっているのは
扉を開けた時天井の照明に
当たらないようにするためです。



人形をディスプレイするための
大きな飾り棚も作りました。
(右写真の右側)

ガラスは重いのでアクリル板にして
紫外線防止フィルムを貼りました。

古い洗面台の側面の合板にも壁と同じ板を貼り水で濡れても良いように
上部にはミニタイルを貼りました。合板の窓枠も木を貼りペンキを塗りました。
すべて自己流で思いつくままに作業をしましたのでプロの方にはお見せできませんが
イメージ通りのフレンチカントリー風のアトリエになりました。
本当は照明もアンティークのシェードを使いたかったのですが
アトリエなので実用性を考えて上の写真の照明を2個取り付けました。

現在人形制作の時に使う石膏で床が白く汚れてしまったので今度床を白くペイントするつもりです。
一通り完成したアトリエですが使いながらリフォームは続くような気がします。



2階から裏庭を見たところです。
まず業者にミニハウスを
設置してもらいました。
そのままでは味気ないのでピンク色に
塗ってもらいました。
(これがアトリエです)
ピンクの壁の下のグレーの
安っぽいブロックが気になったので
自分でレンガを貼りました。
アトリエの前の木はジューンベリーです。これだけは業者に植えてもらいました。
春には桜のような花が咲き6月にはたくさんのベリーが実ります。とても風味の良いジャムになります。

あこがれのピンクのバラ用のアーチは
花の色が引き立つようにトレリスと
一緒に白く塗りました。
このアーチを組み立て色を塗るのは
夫が手伝ってくれましたが、
木がクロスしている部分を一つ一つ
筆で塗らなければならないので
意外に時間がかかりました。


草ぼうぼうでテコボコの庭を掘ってみると粘土質の大変堅く水はけの悪い土でした。
植物を植える場所は掘って大量の腐葉土と赤玉土を入れました。
掘った土はテラスを一段高くするために使いました。
テラスは割れ石をセメントで固めるので一部じゃりを敷いて水はけが良くなるようにしました。
じゃりの下はブロックです。ところどころ土を入れてアクセントに植物を植えました。
いくつもの花壇を作ったり地面にレンガやジャリを敷くのはそれほど大変ではありませんでしたが
割れ石のテラス作りは大量のセメントを練らなければならないので本当に大変でした。
途中から息子たちにセメントを練るのを手伝ってもらいましたが二度としたくない作業です。
それと庭のデザインを考えるのも初めてのことなので感覚がわからずイメージしにくいために大変苦労しました。



前庭はホワイトガーデンです

母屋の汚れた外壁は業者に
クリーム色に塗ってもらいました。

道路に面したブロック塀は
自分でオフホワイトに塗りました。
道路側(塀の裏)の小さな花壇も明るく
なり植物が映えるようになりました。

この花壇には青と黄の花と
斑入り植物を中心に植えています。


どんなデザインにするか悩んでいる時、大きな素敵な植木鉢を見付けました。
フォーカルポイントにこの植木鉢を置くと
パズルを埋めるようにどんどんデザインが決まっていきました。
本当は枕木も使いたかったのですが、重くて私一人では持てないのであきらめました。

この前庭で初めてセメントを使ったことが自信になり広い裏庭も自分で作る決心がつきました。







アトリエ以外に母屋にも飾り棚、下駄箱、ベンチ、本棚等を作りました。
手作りの良さは好きなサイズや色にできることと安いこと。
合板は好きではないので、すべて天然木で作りましたが大変安くできました。
大工仕事はしたことがありませんでしたが
ジグソーと電動ドリルのお蔭で力の無い私でも何とか作業を進めることができました。
寝室には珪藻土も塗ってみました。本格的な道具が無いので100円ショップで買った
ケーキサーバーを使いましたが意外に簡単に塗ることができました。
一通り完成したらもう使うことが無いので必要な道具は
ほとんど100円ショップにあるもので代用しました。
大量のセメントや木材はホームセンターに配達してもらうこともできましたが、
なぜかレンガだけは送料が高いので
夫が休みの日ごとにホームセンターで軽トラを借りて何百個も運んでくれました。
最初レンガ二百個と言うと驚いていた夫もすぐに
ホームセンターに行く時には軍手持参で手際よく運んでくれるようになりました。



レンガを一個持った時「えっ、レンガってこんなに思いの?」というところから私の庭造りは始まりました。
ほとんど一人での作業でしたが自分の努力だけではできなかったと思います。
まず、家族の協力がありました。セメントを練ったりレンガを運んでくれたり以外にも
疲れて手抜きだらけになった食事に文句を言わなかったり、夕食の時間が遅くなっても黙って待っていてくれたりしました。
それから何よりご近所の方に恵まれていました。音の出る作業時間などに気を使ってはいましたが、
どうしても日中はジグソーの音がうるさかったりペンキが臭かったりしました。
それでも嫌な顔をするどころか「良いのができたね。」といちいち誉めて下さったのです。
本当に有難く思いました。
自分の努力、家族の協力、ご近所の理解。すべて揃ったことで庭造りとリフォームを完成させることができました。



今後の庭の様子はイングリッシュガーデンのページでご紹介したいと思います。





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